ザ・船場な戦後ビル㉛ 道修町界隈…

道修町はお薬の町
製薬メーカービルが
建ち並んでいます。

これまでブログで
取り上げていないのを
幾つか…

塩野義製薬本社ビル


薬種商を営む父 吉兵衛のもと
商売を学んだ塩野義三郎
1878年3月17日、
大阪の道修町3丁目12番地に
薬種問屋「塩野義三郎商店」創業。

前代の建物の一部が残ります。
かつての建物は台湾総督官邸、
旧朝鮮総督府庁舎を
手がけた野村一郎が設計、
1924年に竣工したものでした。

現在の建物の柱は、
前デザインをオマージュ。

大阪薬科大学 発祥の地」
 でもあります。

今やってる朝ドラ「わろてんか」、
主人公おてんさん
実家 藤岡屋は老舗薬種問屋、
ただ…モデルとなるお店は
京都にありません。

ただドラマに登場した
町家のオリジナルは現存、
祇園祭 油天神山「秦家」さん、
明治2年再建の表屋造り」。
大阪くらしの今昔館にある
薬屋さんのモデルでもあります。


シオノギさんに戻ります。

「塩野義製薬」創業当時は、
主に和漢薬商でしたが、
1886年に洋薬の輸入販売を、
いち早く英語に堪能な人材を登用し、
直接医薬品を輸入、
低価格での販売を実現しました。

笑いは薬」…
「わろてんか」の
モデルは吉本せいさん。
実家は太物屋「紀伊国屋」、
太物屋とは…
綿や麻の着物服屋のこと、
その昔 呉服屋は絹着物と、
言ったそうです。

1階ロビーには
薬にまつわる錦絵などが、
展示されているそうですが…
平日のみ観れるそうです。

日本バルク薬品


二階建ての事務所になっていて、
1970年4月 の設立時は
ここがスタートだと思います。



日本バルク薬品さんは、
医薬品原料、健康食品原料の
販売を手がけられている会社です。

当初は住居兼だったのかも…





沿革によると…
「1995年7月 隣接ビル購入」
おそらくこのビルのこと。

そして…
「2004年7月 本社ビルを購入」
日本バルク薬品第2ビル、
本社所在地はこちらに。
ビルそのものは1970年の竣工…

タイルでの仕上がりの
ゴミ置き場は当初もの?

他のテナントさんも
入居されているようでした。

塩野義製薬株式会社の歴史
 HPを参考にしました。

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