コンクリ寺を行くvol.4 四天王寺 その壱


コンクリこんくり言うなって(#・∀・)
声がありますが、

コンクリ寺の大本山(失礼)
四天王寺さんへ!!

中門」には両脇に仁王像。
仁王門とも呼ばれています。
ふだんはこの門は
閉じられているのですが、
法要のために椅子がズラリと。

仁王像は重さ1トン、高さ5.3m。
日本最大級の仁王さまです。

柱はよく見るとエンタシスの柱に
なっていることがわかります。
エンタシスとは円柱の中央が
両端よりも太くなっているもの、
コンクリート製でいい仕事です。

奈良東大寺南大門の仁王像
次に大きいとか…

こちらは手前にある「南大門」。
地下鉄やJRからは遠いためもあり、
多くの人は石鳥居からお参りしますが、
実はここが正面入り口なのです。

しっかりとコンクリです。

南大門と中門の間にあるのが、
熊野権現遥拝石」。
彼方に鎮まる熊野権現に
向かって手を合わせ、
道中の安全を祈願したとか。
今は石柵で囲まれていますが、
平らな石がありました。

「五重塔」と「金堂」

593年の創建以来、何度も焼失。
何度も再建されこちらは八代目

鉄骨鉄筋コンクリート製ですが、
屋根は本瓦葺なのです。。
内部拝観ができますが、
床も階段もコンクリート。

土足厳禁で備え付けの靴袋にて、
夏はいいけど冬は寒いので、
寒さ対策のためをお忘れなく。
ちなみに階段は螺旋階段なのです。

相輪が12.3mあって、
全体の3分の1にあたります。
最近耐震工事が終えられました。

中心伽藍の五重塔・金堂・講堂。
一直線上に伽藍が配置される、
四天王寺式」がコレ、
日本で最も古い様式です。

このブログの人気の投稿

異界との出入り口《春日権現験記絵》

2015あけおめ!!

神戸山の手をあるく〜旧ディスレフセン邸