大阪の近代化遺産をあるく〜三ツ山家住宅

長堀通沿い…
気づくとなるほどうなずける
大正期のモダン住宅
三ツ山家住宅」。
塔屋付きに縦長の窓が
クラシカルな印象。
シンプルさに設計者の
洗練さを感じさせます。


玄関廻りの意匠
ステンドグラス
当初からのものかと。
ギヤマン風のサッシガラスを
入れ替えてるところが、
オーナーが
大切に受け継いでいたことが
想像できます。
表札には持ち主の名…
今も歯科医院として、
営業されています。

半円柱の見せ方が巧み。




立地の関係で建物背面も
街路に接していて、4階建て。
地盤が1階分高さを
絶妙にこなしています。
正面玄関は
2階ということなのです。


「三ツ山家住宅 旧主屋」

竣工年:1926年(大正11)
設計 :立島幸助
構造 :鉄筋コンクリート造 4階建、塔屋付
所在地:大阪市中央区谷町6-9-22
【国 登録有形文化財】

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