大阪の近代化遺産をあるく〜崎山ビル


靱公園の東側にある
大正時代のビルだそうで…
今は剥落防止の
ネットが被せられていて、
すでに廃墟化…

お洒落な佇まいも

ザンネンな状態に。

2010年頃までは1階で、
イタリアンレストランが
営業していたようです。

植物を描いたステンドグラス
もう少し早めに手が
入れられていたらなぁ〜。


裏に回ると…
コインパーキングがあるので、
全貌が見て取れます。
少しセンターをはずれた部分が、
せり出しています。

2007年に発行された

大大阪モダン建築
青幻社刊には、こうある…
「OUIUM(オピューム)という
 イタリアンレストランが
 本格的な料理を提供し続けている。
 内部は小さな玄関からは
 想像できない天井の高さ。
 天井の梁には幾何学模様の
 細かな装飾が残り、
 円柱の壁柱がそれを支える。
 オーナーは天井の高さを活かして
 2階にロフト席を新設、
 照明も自らデザインするなど、
 元の空間を活かした重厚な雰囲気の
 レストランになっている。」

窓のデザインも秀逸。

モザイクタイルの
組み合わせもなかなか。
アルミサッシのところは、
最近まで使われていたエリア?。




「崎山ビル」

建築年:1923年(大正12)
設計 :不明
構造 :鉄筋コンクリート造り4階地下1階
所在地:大阪市西区靱本町1-6-2

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