三室戸寺の勝ち牛!!


三室戸寺
と対峙するのは勝運の牛
この牛にはこんな逸話があります。

昔、この宇治の里に富右衛門という
お百姓の夫婦が住んでいました。
彼らはやっとのことで手に入れた
子牛が弱々しいので、
毎月の三室戸寺の観音詣
連れていっては、
境内の草を食べさせていました。

すると…
牛は何か粘液のついた丸いものを
吐き出しました夫婦はそれを洗い清め、
牛玉として大切にしていたそうです。
玉を吐いたあと
牛はどんどん元気になり
大きく育っていきました。

牛のことが評判になると
欲深の権兵衛がぜひ自分の牛と
闘わせたいといってきました。
夫婦はとんでもないと断りましたが…
三晩つづけて
富右衛門の夢に牛があらわれて
闘わせたてくださいというのです。

富右衛門は決心し
闘牛に挑んだそうです。
見事勝利し賞金を手にいれて
それを元手に牛の仲買として
里一番の大金持ちになったとか・
その後彼は仏門に入ったそうですが、
京の仏師に牛の木像を作らせて、
その後三室戸寺に納めたと。
その木像はこの「宝勝牛」の胎内に…
勝運あらたかなのは、
横綱 若乃花
平成10年春場所での優勝。
場所前に絵馬を奉納して
見事優勝だったとか。
手の平はほぼ同じ…
でも指短っ。゚(゚´Д`゚)゚。

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