西宮をあるく⑩ 今津六角堂

桜満開になってますが…
あいにくの週末の雨(TдT)
予定していた夜桜宴会も
室内開催になってしまいました。
甲子園準決勝をみた帰りに、
ふたたび訪れた「今津六角堂」。
桜色の洋館は
今津村立小学校の校舎として
1882年(明治15)に建てられた
洋風2階建て木造の校舎。
今津村は江戸時代後期の
1755年(宝暦5)にも大観楼
という学問所が建てられた地。
京都から著名な学者が招かれるなど、
古くから教育熱心な土地柄だった今津。
明治5年の学制公布直後に設立。
今津村と津門村が連合して、
いまの今津水波町に仮校舎されたのが、
「今津村立小学校」のルーツになります。
校舎の建築費は8,000円、
そのうち5,200円は両村民有志による寄付。
当時、米一石が8~9円の時代ですから、
すごい住民パワーです(・ω・)v
大戦中の今津大空襲
阪神淡路大震災もくぐりぬけた、
いまなお今津の誇りが息づく場所。
現存する小学校の洋風校舎としては、
長野県松本市の開智小学校」に
次いでの古さなのだそうです。
公民館として利用されていたのですが、
公民館が別に新築されることを契機に、
一時 取り壊しが決まっていたそうです。
六角堂を残したいという地元住民の
熱い思いが西宮市議会を動かし、
小学校の敷地内で場所を変えて
受け継がれることになったということ。

小学校が開かれている時には、
1階には六角堂に関する
歴史資料が見られるとか、…
今一度訪れたいと思います。
「今津小学校 六角堂」
建築年:1882年(明治15)
設計 :不明
所在地:兵庫県西宮市今津二葉町4

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