西宮をぶらつく① 福をつかみに西宮神社

福男で知られる「西宮神社
そして福の神として崇敬されている 
えびす様をおまつりする神社の総本社はココ。
毎年吉例となってる十日戎の開門神事、
6時がスタートなんだけども・・・
天秤カーブ」と呼ばれる転倒者続出地点。
年々ヒートアップしてきて…
平成21年(2009)から、
増え続ける参加者の整理や、
安全対策などをサポートする
神社のために働く公認団体
“開門神事講社”なるものが誕生しています。
ここでも鋭角に切り込む。
当日は多くの露店が出されているから、
厳しいコーナリング?が展開されます。
そして本殿が見えて…「審判の楠

実は「福男選び」のルーツは古く、
鎌倉時代までさかのぼるります。
「十日えびす」の朝、えびす神の信者たちが
「参拝一番乗り」しようと、
自宅から神社まで走って参ったのが起源。
と言うことは、スタート地点はそれぞれの家。
いつしか門前に集まり、開門を待ち出した。
江戸時代になってからのことだと伝わります。
ゴールは本殿なのですが…
正確には本殿で福男の象徴である
黄色いハッピ着せてもらった3人が
福男ってことになるのです。
参道にはなぜか???
平成21年の福男のパネル。
左から三番福・小藤昇くん、
一番福・外山哲くん、
三番福・大迫純司郎くん。

ゴール直後に発表されたのは
「一番福・大迫くん、
 二番福・小藤くん、
 三番福・外山くん」???
だったのらしい。
なぜ入れ替わったかについては略しますが、
インターネット上で
「本当は一番福ではないのに、
 何食わぬ顔で認定された」
などとパッシングを受けたことがありました。
外山くんは “福男” 返上も考えたそうです。
しかし、
彼はその後東京で就職したにも関わらず、
その後も福男として西宮神社の
年中行事に駆け付けたのだから、
まさしく西宮の福男に相違ありませんね。
一方で…
初めは一番福と認定されながら、
最終的には二番福とされた大迫くん。
彼のこんな言葉が残っています。
「一番になりたかったけど、3人で福男。
 福が来るように笑顔で、ね」と。
話は変わりますが…
境内には
南宮神社」なるものがあります。
阪神タイガースの必勝祈願で有名な
廣田神社の管轄のお社で、
廣田神社を向いて鎮座されています。
ちなみに“みなみのみや”ではなく
なんぐう」と読むそうです。
 今年の必勝祈願は3月13日に行われました。
 (写真はいずれも友人のFacebookより)
阪神タイガースの優勝祈願の歴史は
タイガース結成時の1936年(昭和11)から
ずっと続いていて今年で80回目。

だから…
80回目ってことになるのだけども、
例年は廣田神社なのに、
なぜ今年は西宮神社だったのか???
調べてみると…
どちらにも参拝しているのだと…

チーム結成式で球団に集合した
幹部以下一同25名が「廣田神社」へ
参拝に向かったことが事の始まりとか。

こちらは西宮市のマンホール。
甲子園が描かれているのだが、
そもそも甲子園は大阪にあると思われてますね。
阪神タイガースも創立時は
「大阪野球倶楽部」という会社名、

チーム名は「大阪タイガース」と
つけられたのが原因かもしれません。

虎次郎なじみの甲子園のある西宮市。
イマまで知らなかった場所にも行ってみました。
西宮をぶらつく」ちょっと綴ってみます。

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