三松葉のこころ 〜松下館よりvol.3


3本の松葉が組み合わされた
三松葉(みつまつば)
堅忍不抜、生成発展、協力一致の
松下精神のシンボルとして
1943年から愛されてきたのですが、
ついに2008年10月1日に
Panasonicグループ社員記章」が導入。
その際に旧社員記章を全世界から再結集、
13万5千個をひとつにしたのがコレ。
総重量447キログロムなんだそうです。
「三松葉」の先輩にあたるのが・・・
参詣したときにもらった破魔矢に因む。
戦局は次第に悪化したころ、
英語の使用も制約を受けるようになった。

幸之助さんが創業間もない大正9年に、
自ら案出したものであったが、
思い切って改定することにしたのだという。

「街の電気屋さん」である
ナショナルショップ」。
地域密着型で最盛期には、
全国に2万7000店舗、
松下製家電製品の半数以上の販売を占めた。

その後 家電の流通は大型店へと…
最近は大型店はネットで激安を探す前の、
物色する展示場になったとも(TдT)。
創業者の松下幸之助氏ならば…
果たしてどうしていたのか?
予期していたのでしょうか…
「三松葉」の精神...その心意気が
忘れられていないと信じたい。



ところで…
歴史館の建物には屋上に
舵輪」が見えます。
1933年(昭和8)、
大開から門真に本店が移転してきた時、
当時の本店社屋に取り付けられたもの。

「神戸に解体船がある」
と聞いた幸之助さんが、
舵輪と船の食堂の
テーブルと椅子を買い求めたとか。
テーブルと椅子は新しい本店の食堂に、
「会社を船に例えると、
 ここがちょうど指令室にあたる。
 この本店が会社全体の
 舵を取っていくのだ」
そんな考えで
本店社屋に取り付けられたそうです。

ステンドグラスの丸窓
客船を思わせる設えがありました。

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