下鴨さんを往く 四 河合神社

糺の森 瀬見の小川の西側におられのは
河合神社」。

神武天皇の母神で
子供の成長を守る神様として知られる
玉依姫命(たまよりひめのみこと)」が
祀られています。

古くから女性の守護神として
信仰されてきたのですが、
中門には「女性守護 日本第一美麗神」とあり、
なかなか入りづらい雰囲気を醸し出しています。

本殿脇にはたくさんの「鏡絵馬」と呼ばれる、
手鏡形の絵馬が奉納されていました。
あらかじめ描かれた顔を自分の顔に見立てて、
美しい女性になれるよう願いを込め、
お化粧して奉納するのだとか…
自分の化粧品で絵馬にメイクってのが、
美顔運上昇ってことらしいです(・ω<)
あの『方丈記』の鴨長明
ここの神官の家に生まれたのですが、
事情で跡を継ぐことができなかっとか。
「方丈」とは長明が各地を旅できるように
「庵」として考案されたのがコレ。
方丈の庵」のレプリカなのですが、
移動に便利なように組立式になっています。
約2.73坪で5帖半程度の広さになります。
下鴨神社には古式ゆかしい
蹴鞠はじめ」が伝わります。
そのこともあって河合神社には
サッカーの神「八咫烏」も祀られています。

休憩所には
カリン美人水」なるものがありました。
下鴨神社には
カリンの庭と呼ばれる庭があって、
そこで収穫されたカリンと
清らかな御神水で作られたのがカリン美人水
至極当然なのですが写真はありません(TдT)

「鏡絵馬」を奉納、
祭壇前の鏡に自らの姿を映して祈願…
そして「カリン美人水」をいただくという。
コレが美人祈願のルーチンというわけです。
こちら「三井社」。
鴨社蓼倉郷の総社として祭られていたと伝わる、
古来下鴨神社の社域に含まれていない場所で、
もともと芸能興行の場であったようです。

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