秘仏をたずねる 興福寺東金堂後堂

興福寺の秋の特別公開!!
これは外せないので行って来ました。
11月のことだけど気がつけば
師走がヒタヒタと近づいておりますので、
ドドンと蔵出ししておきます。

     朝日デジタルより。。。
寛仁元年(1017)に火災にみまわれたとき、
躍り出て焼失を免れたことから
踊り大将」と呼ばれたのだそうです。
正了知(しょうりょうち)大将立像は、
『金光明最勝王経』などに
説かれる仏法の守護神でもあります。
後堂ということだから...
後ろから入りました。
彩色板絵もなかなか素晴らしく。
そして「木造四天王立像」などの後ろ姿、
ふだんとは違った視点で
お会いすることができました。

こちらは「南円堂」。
藤原冬嗣
(ふゆつぐ)
父内麻呂(うちまろ)の冥福を願って
お建てになられた八角円堂です。
三重塔あたりから見上げるのが大好きです。
ダイダイではなく「」の実。
内裏新造のとき、
梅に代えて重明親王の家の桜を
植えたものが「左近の桜」であり、
タチバナは平安遷都以前、
そこに住んでいた橘大夫という人の家に
生えていたことに由来する。

ちなみに「大和橘」は
日本列島における
柑橘類の唯一の固有種なのだそうです。
橘の実はすっぱいので、
今は生で食べることはしませんが、
古来は食していたそうで、
最近では「なら橘プロジェクト」なんかで、
ふたたび食することができるように
チャレンジが進められているそうです。
こちらは
無著さんと世親さんがおられる「北円堂」。
土塀が取り払われ基壇のみとなっていました。
いずれ再建されるのだと思います。
来年はどの仏さまにお会いできるのか?
これから楽しみです(・ω・)v

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