潮風にふかれ〜瀬戸内マリンビューの旅


JR呉線の広駅〜三原駅間は
瀬戸さざなみ線」って愛称が
つけられていて山陽本線とはちがって、
瀬戸内に沿ってゆっくりと走ってます。



ただ歴史的には内陸を走る山陽本線は、
瀬野八」と呼ばれる連続急勾配が続くので、
山陽本線のバイパスとして機能していたのだとか。

広島駅の7,8,9番ホームには
「山陽線」「呉線」「芸備線」の
電車がつぎつぎと滑り込んでくる。

ねずみっぽい色のは
国鉄から継承されている「113系」。

広島駅を出ると、、、
船を思わせる丸窓からズムスタが見える。



「坂駅」を越えると広島湾が広がります。
向かいの島は「江田島」だと思います。

並行して走る31号線。

そして呉駅は「大和」。

広駅は下蒲刈島にある松濤園にちなんで
朝鮮通信使」の姿が描かれています。

この辺りは造船所が多く見えました。
安浦町の干潟には絶滅危惧種の
「ハクセンシオマネキ」が
生息しているそうです。
体長は2cmくらいです、
雄の片方のツメが極端に大きく、
そのツメを振る様子(ウェービング現象)が
まるで白い扇をもって
潮を招いているのでこの名になったそうです。

「平清盛」のロケ地に
なったこともあるとか。

「安芸津駅」
広島杜氏にちなんで酒樽と杜氏。
ちょっとブレてます(;_;)
「安芸国の良い津(港)」という意味が
込められているそうで、
美しい海と島々の眺めがすばらしかったです。
瀬戸内マリンビュー」は元々、
可部線の廃止された三段峡-可部間で
使われていた「キハ47」を改造したもの。
「キ」とは気動車=熱機関を使う車両のこと。
それに続く記号「ハ」は
車両の等級を示しています。

国鉄が3等級制だった時代、
1等車から順にイロハ。
現在グリーン車が「ロ」、普通車が「ハ」に。

船を思わせる照明などが設えられていて、
グリーン車といってもいいかもしれません。
510円の指定席券がいるけど
ゼッタイにお得です!!

指定席乗車記念に
絵はがきももらえますしね。
羅針盤があったり。。。

救命浮輪も...

丸窓からみると船上から眺めるかのようです。

トンネルに入るとこんな感じ...

ディーゼル車ですが空調設備は万全です。

お弁当の販売はないけど、
飲み物とおつまみの心配はありません。
車内販売のサービスがありましたよ。

カウンターもあって、
一人旅でも楽しめます。

ホームとの乗降差を解消するためか、
ステップが付けられていました。



目的地「竹原」に到着!!
竹で有名なことから「かぐや姫」。

反対側には「115系」が通過待ち...
こちらは直通電化区間で活躍する
近郊型電車の定番車両なのだそうです。

跨道橋からみるとパンタグラフがなく
ディーゼル車であることがよくわかります。
次はこんな写真撮りたいな〜とも。
でも機会があれば、
またゆらりと楽しみたいと思います。



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