茜に染めゆく興福寺


なら瑠璃絵」期間中の夜間拝観は
興福寺の国宝館・東金堂でも行われていました。
20時30分まで見れるのは
次は夏の「なら燈花会」です。

まだ夕陽の時間だったので堂宇をぐるりと・・・
無著さんと世親さんのおられる「北円堂」。

伽藍の中で一番西にあるので、
東向商店街から興福寺に向かうと
一番はじめに見えてきます。

同じ八角円堂で南に立つ「南円堂」。
不空羂索観世音菩薩」がおられる。
傍らにある小堂には「一言観音」が祀られている。

かつてここの霊験により
虎次郎は一命を取り留めたことがあり、
それから奈良に行くと機会があれば訪れている。
改めて頂いた厄除け鬼…愛らしい。

興福寺といえば「五重塔」だが、
実は「南円堂」のたもとに「三重塔」があり、
鎌倉時代から残る興福寺最古の建物でもある。

高さ約19メートル、
初層は方三間で4.8m。
本瓦葺きのフォルムは
ぜひ見逃してほしくはないのだ。

夕陽に映えるとフォルムが浮かび上がる。

2010年にリフォームされた「国宝館」、
ガラスケースを外した
露出展示は実は今回が初体験。

「八部衆」さんらもくっきりと…

今年の興福寺国宝特別公開は、
創建1200年を迎える「南円堂」とともに、
「北円堂」に同時に入ることができるらしい…

ちょっと春が待ち遠しいのである。

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