ハマの洋館めぐり 神奈川県立歴史博物館

ネオ・バロックな「横浜正金銀行本店本館」は、
その後東京銀行につながる外国貿易関係を
専門とする特殊銀行で、
日本銀行と並んで国の最重要金融機関だったとか。

実は洋館をカメラに収めて〜〜
ブログで綴っていこうと思い立ったのが、
「神奈川県立歴史博物館」この洋館で、
間近に見るために目前に宿をとったのだが、
内部を見学できる機会はデーゲーム2試合の
スケジュールでは持つことができなかった。
まさに「灯台下暗し」とはこのことだ。

銀行時代の正面玄関である馬車道玄関前に立つと、
コリント式独特のアカンサスの柱頭を持つ
巨大な付柱
(つけばしら)に圧倒される。



壁頂にせり出た三角形の破風(ペディメント)の
装飾は見ていて飽きることがない。
建物全体が巨大な彫刻物のようでもある。



屋上ドームは震災で焼け落ち、
長らく修復されていなかったのだが、
1967年に神奈川県によって再建がなされた。

ホテルのエレベーターホールから見えた
装飾された丸窓と怪獣の鱗を持つドルフィンは、
火除けの守り神なのだという。

長らく綴ってきた「ハマの洋館めぐり」だが、
洋館めぐりの原点で区切りとしようと思いつつ、
改めてハマをぶらつく日を楽しみにしておきます。


     横浜の歴史的建造物ポストカード
      「神奈川県立歴史博物館」

神奈川県立歴史博物館
横浜正金銀行本店本館→神奈川県立博物館→
建築年:1904年(明治37)
構造:石造り地上3階建て・地下1階
設計:妻木頼黄
【国・重要文化財】

※建物名をクリックすると
グーグルマップ「虎次郎の横浜洋館まっぷ」が見れます。


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