ハマの洋館めぐり 馬車道大津ビル

もとは「東京海上火災保険ビル」、
神奈川歴史博物館の斜め向かいに立つ。

交差点側の角が隅切りされていて、
行き交う人にもやさしいツクり。
今の建物では当然になりつつあるが、
横浜の西洋建築にはその定番でもある。

背は高くないのだが、縦長の柱と窓、
そして最上部のタイルのデザインが
実際よりもすっきりとスタイリッシュ。

1920年代から30年代に流行した
アール・デコ」という芸術様式が、
タテモノの気品を醸し出している。

建築事務所などのテナントが入っていて、
地下には馬車道大津ギャラリー
そして屋上ではときどきテナントたちが
集まってバーベーキューパーティを催すとか。
カタチはちがうが「芝川ビル」に通ずる。

馬車道大津ビル
東京海上火災保険横浜出張所→協同飼料研究所→
建築年:1936年(昭和11)
設計:木下益治郎
構造:鉄筋コンクリート造り4階建て、地下1階
所在地:横浜市中区南仲通4-43
【横浜市認定歴史的建造物】

※建物名をクリックすると
グーグルマップ「虎次郎の横浜洋館まっぷ」が見れます。



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