虎次郎おとなの散歩 東福寺あれこれ...

「通天橋」を渡って祖師をしのぶ「祖堂」へ。


「常楽庵」との別名のある「開山堂」は、
1823年に一条忠良によって再建されたもの。


閣を頂く開山堂ってのは
他に類をみないものだそうだ。
「伝衣閣(でんねかく)」といい、
伏見人形のルーツとも言われている
「三国伝来の布袋」像が安置されているとか。


そして
池泉式庭園枯山水の対比がオモシロイ。
サツキや菖蒲が咲く春が見どころか、
モミジと関係なければゆったりと見れるかもな。
江戸中期の名園は改めて...


実はこお開山堂の鐘楼の鐘は、
深夜に鳴らされるという。
開山・聖一国師は建仁寺の住持でもあったので、
東福寺のお勤めのあとは建仁寺へと。
その「送り鐘」が11時45分に、
建仁寺では「迎え鐘」。
今なお750年欠かさず続けられているとか。



「本堂」

堂本印象の天井の「蒼龍図」と
片手が残る「京の大仏」は、
春の涅槃会が行われる
3月14日〜16日の三日間だけ見れる。
そして明兆の「大涅槃図」もこのときだけ。

「禅堂」

1347年に再建された座禅道場。
国内最古最大のもので、
鎌倉様式の華頭窓がアクセントを添えている。

「経蔵」

聖一国師・円爾が宋より持ち帰った典籍を納める。
宝形造りの江戸時代のもの。

「月華門(月下門)」

一条実経が常楽庵を建立したとき、

亀山天皇が京都御所の月華門を
下賜されたと伝わる。

「仁王門」

「万寿寺」にあったもので室町時代の八脚門。
仁王さんはおられないが威厳を感じさせる。

まだまだ見所のいっぱいの「東福寺」
紅葉の「通天橋」はともかくとして…
「霊雲院」の「九山八海の庭」とか...



「退耕庵」にある戊辰戦争の殉難藩士の墓所とか...



六波羅探題にあったと伝わる「六波羅門」、
南北朝時代の丹塗りの八角堂「愛染堂」、
鎮守社の「五社成就宮」にも次は訪れようと思う。
霊源院の六地蔵さん


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