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3月, 2011の投稿を表示しています

ヨリコレミドリ

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岡本太郎さんの 《ダンス》 を観に行ったときに、 高島屋大阪店に新しくできた 「ギャラリーNEXT」でやってた    山野将志さん の個展。 「オーストラリアの花」 「植物や動物・昆虫などの生命と     対話するように描く。  森や空などの自然も全身で感じ取り、  力強い線と豊かな色彩を重ねていく。  お出かけすること、  人とおしゃべりすること、  ご飯を食べに行くこと…。」 山野将志 さんの プロフィールにはこう綴られる。 気に入った作品の 絵ハガキを アレコレとチョイスしていると。。 バラ売りはされておらずに、 絵ハガキは図録とセットだけだった。 あきらめきれずに、 パソコンでググってみると 絵ハガキの 通信販売のサイト発見!! 早速オーダーしたものがこないだ届いた。 「元興寺鬼がわら」 「アシュラーの絵」 「しかうきみどうの絵」 蛍光色の色づかいだけど、 不思議とチカチカしない。 なんとなく微笑ましい風景が広がる。 山野将志さんのポストカードが買えるサイト ↓ ↓ ↓ ↓

エイッ 円盤投げ〜

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神戸市立博物館で3月12日から行われてる 「大英博物館   古代ギリシャ展~究極の身体、完全なる美~」 大英博物館の ギリシャ・コレクションの至宝たち。 日本初 公開の 《円盤投げ(ディスコボロス)》 は、 黒い暗幕に囲まれた部屋の中央にあり、 全方向から鑑賞できるようになっていて、 久しぶりに研ぎ澄まされた一瞬を    味わうことができました。 あっこれは フィギュアによる再現ですから。。。 紀元前5世紀半ばに活躍した ギリシャの 彫刻家ミュロン が作ったオリジナルは、 ブロンズあるいは大理石で出来ていたようですが、 とくに ブロンズは溶かしてリサイクルができるので、 多くが戦争の武器・武具に姿を変えたようです。 それと、 オリジナルが伝えられたなかった理由に、 キリスト教とイスラム教の時代に、 異教の偶像とみなされて 破壊される場合が多々あったそうです。 「古代ローマ時代に作られた複製品」 が 「ローマン・コピー」 として、 ミュロンのオリジナルに基づく作品で あることが確実だと言われているのは、 実はこの《円盤投げ》だけなんだそうです。 本来、 顔は後方を向いていたはずだったのが、 正面を向くように誤って修復されたとのこと。 リアルな描写がコピーをする者によって、 修正されたってことですね。。 そんな状況下でこれが現在に残されたことは、 奇跡かもしれません。 そして多くの日本人が目にするには、 最初で最後のチャンスに恵まれたといことです。 そんな機会があったことに感謝したいと思います。 今回の展覧会は前売りで 《円盤投げ》 の フィギュア付き チケットを入手していました。 あの 海洋堂さんが手がけたハイクオリティもの 。 手に乗るサイズですがなかなか 細かく作りこまれています。 成形素材に石に近い重さと質感がある 「ポリストーン」 という 素材が使われているそうです。 この素材自体には透光性があり、 微量の光を吸収するという特性があります。 せっかくなのでいわゆる 「ガチャガチャ」 に チャレンジしもう一アイテムを・・・ 《スフィンクス像》 女性の頭とライオンの体、 鷲の翼を組み合わせた神聖獣。 後120年~140年頃のものだと    考えられています。 下の写真よりも質感はフィギュアの方が、 近いように思いますよ。 それだけよく出来てるってこと。。 神戸市立

TARO100 鋼鉄の《黄金の顔》

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20年間バラバラにされて、 《太陽の塔》の塔内で眠っていた 初代《黄金の顔》 を観てきました。 こないだの日曜日に・・・ 直径が10.6メートルあり、 鼻の高さは2.8メートルあるという。 169枚の鋼板で作られており、 金色は特殊フィルムで覆われています。 建築工事設計図には 「スコッチカルフィルム」 とあり、 屋外看板などに使われる 塩化ビニル素材のもの。 日本武道館の 「金色のタマネギ」 こと 擬宝珠(ぎぼし)の金色にも 同じものが使われているらしく、 最近よく街で目にするラッピング車両は、 このフィルムが使われています。 「顔は宇宙であり、他であり、全体なのだ。  そのど真ん中に目がある。(中略)  それは宇宙と一体の交流の穴。  たとえ土で作らていようが金属だろうが、  生きた、ナマの穴なのである。  世界中の美のあらゆる層に、  何とさまざまの顔があり、  また眼があるのだろう、  まん丸い眼、とがったの、凹んだ穴ぼこ、  あらゆる眼がにらみ、挑みあい、  絶対を確かあう。  一つの宇宙の中に、また、無限大の顔、  そして目玉が光っている。  言いようのない実在感をもって。」  (岡本太郎 著『美の世界旅行』新潮社 1982年) 未来の顔のくりぬかれた眼は、 人間の未来への入り口として光を放ち、 宇宙ともつながろうとしていたのだろう          と思います。 初代目玉の強力な電球がこれ・・・ 3.5キロワットの キセノン・ショートアークライト       というヤツ。 「わたしの大阪万博の思い出」の展示では、 万博コレクターのグッズが 所狭しとならんでいました。 どこかでみたカプセル・・・ そう EXPO CAFE の館長さんのグッズたち。 EXPO CAFE の壁をかざった イラストたちもずらりと華を添えていました。 ユカリ・デ・モード さんの 『EXPO'70 GIRLS  UNIFORM COLLECTION』 内橋未央 さんの 「time travel at EXPO CAFE」 この日は万博の梅は満開でして、 黄金の顔も梅の香りに 興じているようでした。

おちT

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プロ野球の開幕・・・ いろいろと騒がせておりますが、 選手会が言ってることに同意。 「野球のある日常」は もう少し先でもかまわんのです。 で・・・ 敬愛する 「おちちゃん」さん がなんと。。。。 オリジナルTシャツなるものを販売。 しかも タイガースのオフィシャルグッズサイト で。 こちらは 買い占めオーケー ということなので、 さっそくオーダーを入れました。 Tシャツは受注生産ということで 30日後に納品、 それぐらいまでには 「開幕」 できればなぁ~なんて思います。 Tシャツ販売のニュースは虎次郎と相互リンクしてる しずくさんとこ の 「写とら!」 で知りました。。 3アイテムあってどれも愉快な図柄ですよ。 今年のオーエンアイテムはこれで決まりです。 「順調に行けば、  今後も第2弾、  第3弾と続いていく予定です。」とか、 ホント楽しみになってきましたよ。。 ちなみに収益金は 被災地への義援金にあてられます。

pray for japan

震災で被害を受けられた方々に お見舞い申し上げます。 甚大なる被害に呆然となる 日々ではありますが、 今日一日をまず大切に 過ごしていかねばならないと思います。

TARO100《若い泉》

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兵庫県内には彫刻が5点あるという。 しかも4点が 「姫路市」と「たつの市」に集中してて、 残りひとつは 「 西宮市大谷記念美術館」の 《午後の日》 ・・・・ 岡本太郎の墓碑になった作品で、 愛知県岡崎市の 「 世界こども美術博物館」、 神奈川県川崎市多摩区にある 「県立向の岡工業高校」にもある。 「広島市現代美術館」       にある 《若い夢》 ってのも フォルムはよく似てる。 《若い夢》は、 佐賀県の 「株式会社  かわでん九州工場」にも 鎮座してるらしいし・・・・ 姫路市北部のニュータウンに 1974年に 出現した 《若い泉》 ってのは、 泉って名の通り ほおづえをついたこの顔 から もともとは水を吐 き出していたらしい。 アルミ製のモニュメントは、 姫路市夢前町の住宅街バーズタウン の 自治会の持ち物だが、 いつしか 噴水のポンプが壊れて、 ちょっと猫背なフォルムが 寂しそうな感じなんやそうです。 地元の人たちが愛してきたお宝だが、 TARO 100でなんとか 記念イベントをやろうと奮闘中。 太郎さんが亡くなった後には 「買いたい」という申し出もあったが、 「地域のお宝」として守りぬいたそうだ。 湧き上がる日を楽しみに待ちたいと思う。 《 若い泉》  1974年  兵庫県姫路市夢前町護持

クエを食え〜〜

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虎次郎の飛びっきりの隠れ家。 心斎橋にある 「郷の舎 大山」 。 いつもウマい魚と日本酒が 楽しめる・・・・ 虎次郎初体験の 「クエコース」 を 食べた。。。。 こちらは 「クエの薄造り」 フグのようでもあるがやっぱり白身のお造り。 さっきまで泳いでいたというから新鮮そのもの。 そして油物 「唐揚げ」 それと・・・ 「ホタルイカの石焼き」 今年「郷の舎 大山」さんで 初登場ということらしい。 で 「クエ鍋」、「雑炊」 と続くのだが、 iPhone に写真が残ってないぞ・・・ まさにグルメブログも忘れるウマさ。。 いや〜〜美味すぎた。飲み過ぎた・・・ ところでクエって、 古代の朝廷運営マニュアル 『延喜式』ってのにも出てくる魚。 「九絵」 って漢字表記は 不規則な 数条の紋があるからなんだそうな。 クエを愉しむなら是非予約 してくださいな。

TARO100《ダンス》おどりだす

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大阪高島屋の《ダンス》の復活。 改装オープンの日に先駆けて、 この1日に除幕式が行われたという。 3月3日グランドオープンに、 7階 なんばダイニングメゾン の エントランスロビー に行ってきました。 高島屋大阪店の開業と同時に オープンして「東洋一」とうたわれた 大食堂に飾られていたものが復活。 中央に娘、右に犬、左に猫なんだそうだが、 当時に TARO の抽象的な表現が空間として 溶け込んでいたとは言い難く。 いろんなニュースを見ても当時の写真には、 《ダンス》全体 が映されたものは    見られなかった。 ようやくこの色合と 独特の表情が TARO 100で 「なじむように  なったのかな〜」 と。 太郎さんは 100年ぐらい先を 走っていたのかも しれませぬな〜。 こちらが猫で ヒゲがついちょる。 迫ってみると… 目玉おやじ に変身? 約5万7千枚のタイル が使われてて、 ビミョーなグラデーションを作り上げるのに、 焼成具合の差で生み出された 38色のドットたちで表現されている。 コダワリの 「TARO RED」 赤タイルたち、 ビミョーな色変化が付けられているのがわかる。 ちょうど 《ダンス》 の横は、 陽射しが差し込むようなエリアがあり、 昼間だとまた表情を変えるのかも??? なんばダイニングメゾン は3階に亘って オイシイもんたちが連ねる・・・ 9階「おもてなしダイニング」 8階「気軽に楽しむ納得ダイニング」と   「舌自慢のお得ダイニング」 7階「なじみのあるダイニング」 さすがのタカシマヤ だから・・・ それなりのお店が連なる。 9階には 「ローズダイニング」 。 高島屋の食堂 「ローズルーム」 の 流れを組むコンセプトレストランだとか。 かつての大食堂を思わせる雰囲気とか? 太郎さんがタイル工場に 約1カ月泊まり込んでの力作、 そして多くの人の手で復活した。 永らくこの場が 「踊り場」であってほしいと思う。

TARO100《足あと広場》

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さすがに TARO100 だから 雑誌も特集号が目白押し・・・ 文庫版で出版された 著作集まで手を伸ばすのは、 躊躇するがとりあえず 一般的なものを読みあさっています。 3月号の『芸術新潮』は 「岡本太郎を知るための100の Q&A 」 ・・・ どこからでもかかっておいで!と        手を広げる太郎さん。 バックに映るのは 《記念撮影 Memorial Photo》 という 「新郎新婦の記念撮影」といテーマで      1975年に描かれた作品。 TAROさんには珍しい、 ちょっと和みを感じさせる曲線が踊る。 《記念撮影 Memorial Photo》    1975年 川崎市岡本太郎美術館蔵 足がモチーフとなったこの絵は、 広島県福山市に1978年に開館した 「日本はきもの博物館」 に 《足あと広場》 という とってもお茶目な空間を生み出しました。 福山市は「日本一の下駄の産地」である所以で、 この博物館が誕生したのだそうです。 「はきものは人と大地の接点である」   との思いが込められていたようで、 開館時には太郎さん自らがドリルで 中庭の土を掘り、半年がかりで完成!! 「足で踏まれる  作品は初めて」 って、 とっても ご機嫌の様子だったとか。 大きな足跡は男のヒト。、 親指には ベンチとテーブル があって・・・ そして、女のヒトの小さな足跡の方は、 乳房を表すのか?黄色い噴水があり、 水をたたえているそうです。 そうだ思い出したぞ!! 「岡本太郎記念館」 のドア ・・・ このデザインだったんだ~~ 改めてじっくり見てみたい!! それにしても、 ホント楽しそうな空間だな~~。 興味津々・・・・・ 広島に行ったついでに観に行きたいぞ!! 「日本はきもの博物館」  広島県福山市松永町  休館日:原則毎週月曜日、年末年始  JR松永駅下車、徒歩5分  (新幹線福山駅のりかえJR山陽本線下り10分)