枚方宿の「くらわんか」

「梅と歴史が香る町「枚方宿」を歩く」
  の続編です・・・・

















東海道五十三次には続きがあって、
伏見〜淀〜枚方〜守口と
枚方宿は京街道の大坂から二番目の宿

当時の風情を伝える
「枚方市立枚方宿鍵屋資料館
       を訪ねました。



周辺には枚方宿の名残が見られます。
こちらは 屋役人 木南喜衛門家


















幕末期には金融業も営んだり、
くらわんか船の営業特権を示す
「茶船鑑札」ってのを所持していて、
宿駅の運営に影響力を持っていたそうです。

鍵屋浦には碇がいらぬ、
 三味や太鼓で船止める」
で有名な

「くらわんか船」の
料理旅館「鍵屋」
「うだつ」にも鍵屋の意匠がみられます。

















そういえば「くらわんか船」ネタで
注目ブログになったことがありました。











 2007年12月28日金曜日
 くるくる寿司の元祖は「くらわんか舟」?

江戸時代の頃の淀川は枚方側に
食い込むように流れていたらしく、
まさに鍵止めされる感じやったそうです。
鍵屋屋敷の裏手は淀川に面していたそうで、
まさに「鍵どめ」やったようです。


















舟屋形式で直接「くらわんか船」から、
座敷に上がれるようになっていたようです。
復元
煮売茶船には、船上に火床がしつらえられ、
ごんぼ汁や餅、団子、煮しめ、田楽、
寿司、酒など満載にして・・・
三十石船と鍵爪をかけて近づいたとか。



















幕末頃には
格式の高い旅館に
成長していたようで、
大正・明治の頃は枚方きっての
料理旅館やったそうです。















主屋には
中庭へと貫く
「トオリニワ」と呼ばれる客間の境に
細長い板縁が設けられていました。
旅人たちがここで船待ちしていたと伝わります。



































「鍵屋」で「くらわ」されたモノたち。


「くらわんか舟」




















「くらわんかせんべい」
 「舟の売り子」の焼印付き玉子せんべい。






























「枚方市立枚方宿鍵屋資料館
 ◆ 開館時間 9:30〜17:00
 ◆ 休館日  火曜日 
 ◆ 入館料  大人200円 小中学生100円
 京阪本線「枚方公園駅」下車 西に徒歩5分



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