大大阪をあるく21 堺筋倶楽部




















「堺筋倶楽部」

フランス国旗とイタリア国旗が引き立てる

2001年にレストランに
  コンバージョンされた銀行建築。

純粋な歴史的様式建築の銀行建築の設計は、
帝政末期のベルリンで建築を学んだ 矢部又吉 氏。
そんな彼はドイツに留学の経験があり、
建物にはドイツ風の意匠が随所にみられる。

銀行建築は近年の経営統合による店舗閉鎖の
影響もあって失われることがあり、
この建物も例外ではなかった変遷がある。



















「京都相互銀行」になり、 その後
「京都共栄銀行」になるが1998年に破綻。
「幸福銀行」に営業譲渡される、
「関西さわやか銀行」、
「関西銀行」と看板が架け替えられました。
最後は「関西アーバン銀行」に。
2000年の破綻で店舗閉鎖となったようだ。

















銀行建築の定石である
左右対称のファザード(正面)、
華やかな中央の装飾は
いかにも銀行の威厳を示していた。






















「川崎貯蓄銀行大阪支店」
建築年:1931年(昭和6)
鉄筋コンクリート造4階建 地下1階
設計:川崎貯蓄銀行建築課



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