大大阪をあるく9 大阪倶楽部

1924年(大正13)に
安井武雄の設計で建築されたが、
実は大阪倶楽部の会館としては
2代目になるそうで、
初代は野口孫市の設計だったが
火災で焼失している。

















軒の出のない寄棟と方形の屋根、
1階および最上階に並ぶアーチ、
全体にボリュームのある造形は
古代ローマ郊外の港町
オスティアの集合住宅(インスラ)
姿によく似ているのだという。


いびつなシルエットはあの
「高麗橋野村ビルディング」
素焼きテラコッタなら、
「縄文土器」といったところか。


































正面の1階部分の
アーチ間の柱上には、
不思議な怪獣が鎮座する。

















扉を開けて入ると、
舌を出して怪物がいるとか?
現在も倶楽部制でおいそれとは、
中をうかがうことはできないが、
一般向けのイベントなどが開催
されることもあるらしい。。。
機会があればじっくりと
内部も見てみたい。


















1924年(大正13)
鉄筋コンクリート造4階建 地下1階
設計:片岡建築事務所(安井武雄)
【国登録有形文化財】



このブログの人気の投稿

万博のユニフォーム

神戸山の手をあるく〜旧ディスレフセン邸

2015あけおめ!!