ろうそくのあかりで観る障壁画

最近の展覧会は企画ものっていうか、
さまざまな試みがみられます。
どのように配置するかということも
    ありますし・・・

もともと博物館とか美術館という建物は
    古い作りのものが多く、
展示室のスペースと
 どう仲良くするかで工夫が見られます。
















三井寺展の「勧学院客殿障壁画」の展示は、
 「あかり」にこだわっておられました。
「桃山時代の襖絵を代表する作品」なんで、
  その時代には電球とか蛍光灯はありません。


『一般的な展覧会での照明(約6分)』、
もう一つは
ろうそくのようなあかり(約3分)』で、
 約10分間で一周する仕掛け。











 蛍光灯による照明<上>と
 ろうそくの明かりを模した照明<下>


襖絵の金箔(きんぱく)には、
     自然光もいいけど。
ろうそくの如く淡いオ レンジの光で、
「あっ、昔の人はこんな感じで眺めたのだ」
           と感じ入りました。

実は虎次郎は学芸員の資格を持っています。
大学で美術史を学んだんで必須のように思っていますが、
最近の学芸員さんの踏ん張りを見ると、

 「ええ仕事してはるな」って思います。

学芸員の資格って最近その専門性が問われ、
なんでもかんでもの資格乱発って批判があがりました。
結局のところ学芸員課程の見直しは見送られました。
見直しの大きな理由は、カリキュラムで時間数を増やす裏付け、
 いわばお金がなかったということ。
大卒での学芸員就職は現実的ではない
    現状の解決とは直結しないこと。

話がグジャグジャになる前に まとめときまひょ。。

 展覧会に足が向くというだけでも、
 学芸員資格が役に立っていると思うんです!!

           (・ω・)v










←ランキングにポチットな(・ω・)v

このブログの人気の投稿

異界との出入り口《春日権現験記絵》

2015あけおめ!!

神戸山の手をあるく〜旧ディスレフセン邸