『「昭和」を点検する』を点検??

ときどきは難しい本を読んでみる。
かえってリラックスできる時間を持てる。
そんな風に最近は思えるようになった。





昭和史研究の第一人者として知られる、
 保阪 正康 さんと半藤 一利 さんの対談本。

昭和を表わすキーワード5つ。
「世界の大勢」「この際だから」
「ウチはウチ」「それはおまえの仕事だろう」
「しかたなかった」
・・・


東京裁判を語られた一節にこうある。
「たとえば東京裁判で
 「私の思想はこうだ。軍事でこういうふうになったから、
  かたちとしていまは敗けている。
  しかし、あなたたちは私の思想を裁くことはできない。
  私の思想は人類史においてけっして有効性を失っていない」
  と言った人は一人もいないですね。
 本来、戦争という手段に訴えたら、なにか思想があるはずです。
 それがなんにもない。
 みごとなほど「しかたない」で進んできた結果です。」


いずれも「受け身」に至るしかなかった、
そんなことで片付けておこうとする。
「せめて、いっそ、どうせ」
ついつい吐いてしまうコトバだが。
それが蔓延して「ようして」やらされることだけは、
少なくとも自分のコトに悔いないスタンスでありたい。


アタマが痛くなったこの本、、
 少々 アタマをいためながら感じ入った。




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