『 国宝 大絵巻展 』レポート























「国宝 語りだす。」
 のポスターが太宰府駅からいろんな店に、
 貼られていました!!
























太宰府境内からの入ると、
そこには大きなエスカレーター。。

























その後は水平エスカレーター、、
いわゆる「動く歩道」が続きます。
虹色に輝く通路トンネル発光ダイオード
 よりまさしく銀河鉄道999のよう。。
























そこを超えると160m × 80mの長方形で
カマボコ型のガラス張りの九博が現れました。

国際競技のサッカー場がそのまま
 すっぽり納まる大きさだとか。。


ここから、、

 本題『 国宝 大絵巻展 』
 
絵巻物とは、絵と詞(ことば)の
絶妙なコラボレーションで見る者を
        楽しませます。

絵巻物とは現代のアニメーション工房のような、
     描かれ方をされたと言います。

下絵、風景、人物を描く者と建物を描く者は、
 それぞれ “ 絵巻物工房 ” とも言える
「絵所」(えどころ)スタッフとして分業していました。



















『粉河寺縁起』
には、
 庵が何度も同じ一に描かれています。
 これは「同一構図」とよばれるもので、
虎次郎の卒論テーマである『信貴山縁起』にも
    見られる描かれ方です。




















実はこの『粉河寺縁起』は火災に遭っています。
一定間隔で焼け落ちているのは
まさに巻物で巻かれていたので特に下部が
   多く失われてしまいました!!


今日 展覧会で多くの人たちが
コラボレーションを楽しむことができますが、
当時は宮廷貴族たちなどの一部の
セレブたちの最高の贅沢でありました。

今回の展示はこれまでの京都国立博物館
絵巻物展と大きく違うのは、
会場の広さを活かして「体験型コーナー」
複製の絵巻物を実際に

 巻子(かんす)として触れること。

それと映像処理で絵巻に描かれた人物や持ち物などを
抜き取った画面に浮かび上がらせたり
詞書に書かれたコトバを音として伝えて、

まさしく「アニメ化」を実現していました。





















会場内にニョキニョキとそびえるのは、

まさしく「巻子」たち。。
絵巻の見せ方に新しい時代を感じさせました。





















ただこれが京都や奈良などの近畿圏や
東京国立博物館で可能か?については、
ギモンが残ります。
あれだけの来場者をさばけるか??


九州の地だからこそ
可能であったかも知れませんね。
とてもいい体験ができました!!(・ω・)v



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