目的貫徹 矢の根おとこ 大津絵を往く2

「矢の根五郎」


矢の根五郎とは、、
父の仇討ちに18年の
短い生涯のすべてを
尽くした
曽我十郎・五郎兄弟の
   物語のひとつ。



鏑矢の鏃(やじり)を
研ぐ姿が描かれる。







鏃は矢の根にあるから
「矢の根」という。

父の敵、工藤 祐経 を討とうと
矢の根を砥石で研いでいる場面は

「目的貫徹」思い事が叶うようにと、、


「大津絵節」 という滋賀の民謡がある。。

  げほう梯子ずり
  雷太鼓で、釣をする
  お若衆は鷹をすゑ
  塗笠おやまは藤の花
  座頭の褌、犬咬えつけア
  仰天し、杖をば振上る
  荒氣の思も發氣して、鉦撞木
  瓢箪鯰で押へませう
  奴の行列つり鐘辧慶
  矢の根五郎。


「げほうの梯子ずり」

寿老人は長命を願い


大黒天が寿老人の
頭を剃っている。
 

穏やかな姿。。。
しかし、、、
剃る髪って
あるのかね??








お若衆は鷹をすゑ」


「鷹匠」
 五穀成就
 紛失帰る

 商売繁盛

お若衆は
 鷹をもつ












塗笠おやまは藤の花」


「藤娘」

 愛嬌で良縁を得る
 
 塗笠 お女郎
 かたげた 藤のはな

このブログの人気の投稿

村野藤吾のファサード⑫読売会館・そごう東京店

野球帽の研究 補講〜高校野球帽

異界との出入り口《春日権現験記絵》