サンタとブタの関係(・ω・)v

サンタクロースって
 どこの国の出身なのか?
街にはクリスマス・
   イルミネーションが

日に日にキラメキを
増して来ている

   今日この頃ですが・・・





葛野 浩昭 さんが書かれた岩波新書、
『サンタクロースの大旅行』から、
 ちと “ うんちく話 ” を・・・


サンタクロース
の橇(そり)って、
トナカイ
が引いてるって。これは定番ですね。
でもノルウェーでは、サンタクロースあたる
 julenissen (ユーレニッセン クリスマスの妖精)
 を運ぶ動物はトナカイではなく、
 なんとっ !! ブタなのだそうです。
スタンプ
このスタンプはノルウェーでいうサンタクロースこと
ユーレニッセ( Julenisse の故郷ドローバックという村
ユーレニッセ郵便局のものです。
クリスマス豚に乗ってやってくる姿が描かれています。




ベルギー東部の
クリスマス・ソング
   こんなのがあります。

「二つか三つのミサに出たら
 ここにもどって、豚肉を食べよう
 二杯三杯とさかずきをかさねよう」
            (邦 訳)




















今はブタは畜舎に囲い込んで飼育するのが一般的ですが、
村を取り囲む森の中に放し飼いししていたのが、
昔は一般的で秋のあいだに木の実をたっぷり食べて
肥え太ったブタを初冬をまってブタを捕らえて、
屠畜して料理したのが
ヨーロッパの中北部の風物詩だったようです。

サンタクロースのモデルである聖ニコラウスのことを
祝う12月6日にブタのソーセージ??
クリスマスには保存のきく塩づけ肉。。
 これがクリスマスの食事だったようです。


豊かな森の恵みの象徴であるブタは、
ドングリとかミズナラといった木の実のおかげ、
木の実には精霊が宿っている。。と、
森と人との関わりがクリスマスの感謝でも
あったのかも知れません。


感謝の日=クリスマス
  が近づいて来ました!!


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葛野 浩昭 さん
 聖心女子大学の文学部 歴史社会学科 人間関係専攻 の助教授。
 専門は文化人類学。調査地は北欧の北極圏ラップランド。
 先住少数民族の民族文化復興運動等を研究。
 クリスマス・サンタクロースの研究は趣味なんだとか??

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